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Jw_cadで印刷すると線が全部同じ太さになる|線の太さは「プリンタ出力要素」で決まります

「画面ではちゃんと太い線と細い線を描き分けているのに、印刷すると全部同じ細さになってしまうんです」

Jw_cadを使い始めた方から、とてもよくいただくご相談です。外形線も寸法線も同じ太さで出てくると、図面はとたんに読みにくくなります。Jw_cadでは、画面の線の太さと、印刷の線の太さは別々に設定するしくみになっていて、ここを知らないと何度印刷し直しても直りません。

この記事では、Jw_cadで印刷の線の太さがどこで決まるのか、設定の場所と、私達がおすすめしている決め方を順にまとめます。設定は一度決めてしまえば5分ほどで終わります。

Jw_cadの線の太さは「線色」で決まる

Jw_cadの線には、線色(線色1〜8と補助線色)と線種(実線・点線・一点鎖線など)があります。太さを決めているのは、このうちの線色です。

つまり、太い線で描きたいときは、太い線幅を割り当てた線色に切り替えて描くのがJw_cadの考え方です。あとから太さを変えたいときも、線の1本1本ではなく、その線色の線幅を変えれば図面全体の同じ線色がまとめて変わります。

設定の場所:基本設定の「色・画面」タブ

線幅の設定は、次の場所にあります。

  1. メニューの「設定」→「基本設定」を開く
  2. 「色・画面」タブを選ぶ
  3. 画面の左側が「画面要素」、右側が「プリンタ出力要素」になっている

ここが一番のつまずきどころです。左側(画面要素)の線幅を変えても、変わるのは画面の見え方だけで、印刷には反映されません。印刷の太さは右側の「プリンタ出力要素」の線幅で決まります。画面では太いのに印刷すると細い、という症状は、たいていこの右側が全部同じ値のままになっていることが原因です。

同じ「色・画面」タブの中に、画面用と印刷用の2組の設定が並んでいる、と覚えておくと迷いません。

「線幅を1/100mm単位とする」にチェックを入れる

「色・画面」タブには、「線幅を1/100mm単位とする」というチェック欄があります。私達は必ずチェックを入れることをおすすめしています。

mm単位で決めておけば、事務所のプリンターでも、取引先に送るPDFでも、同じ図面が同じ太さで出るようになります。数字がそのまま紙の上の太さなので、人に設定を伝えるときも分かりやすくなります。

明るい机に置いたプリンターと用紙、定規、ペンのイメージ

何mmにすればいい? 線幅の決め方の一例

製図の線の太さは、JIS(日本産業規格)の製図の決まりで、細線・太線・極太線の太さをおおむね1:2:4にすることが示されています。0.13・0.18・0.25・0.35・0.5・0.7mmといった太さの段階から選ぶのが一般的です。

建築の図面をA3で印刷する場合の、設定の一例です(線色の使い分けは会社ごとに違うので、自社の決まりに合わせて読み替えてください)。

使いどころ線幅の例入力する数字(1/100mm)
補助的な線・ハッチング0.13mm13
寸法線・引出線・家具や設備の外形0.18mm18
見えがかりの線(一般の外形線)0.25mm25
切断面の線(壁・柱の断面)0.35〜0.5mm35〜50
図枠・強調したい線0.5〜0.7mm50〜70

大事なのは、「切断面は太く、見えがかりは中くらい、寸法や補助線は細く」という差がはっきり付くことです。細かい数字よりも、差が付いているかどうかで図面の読みやすさが決まります。

もう一つの落とし穴:設定は図面ファイルにも保存される

Jw_cadの線色・線幅の設定は、図面ファイル(JWW)の中にも保存されます。そのため、取引先から受け取った図面を開くと、相手の会社の線幅設定に切り替わることがあります。「いつもと同じように印刷したのに、今回だけ線が細い(太い)」というときは、これを疑ってください。

私達の現場から

私達の現場でも、家具・建具・造作の図面を、元請けの施工会社や設計事務所とJWWファイルでやり取りしています。受け取った図面は会社ごとに線色の使い方も線幅も違うので、そのまま印刷すると、壁の断面がやけに細かったり、寸法線がやけに太かったりすることがよくあります。

そこで、社内では線色ごとの線幅(1/100mm単位)を一覧にして共有し、図面を印刷する前とお渡しする前に設定を確かめるようにしています。線の太さがそろっているだけで、検図のときの見落としがぐっと減ると感じています。

Jw_cadの使い方や、図面の作成・トレース・CADデータの変換なども、お気軽にご相談ください。

まとめ

参考リンク


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