2026年1月21日、Jw_cadの最新版 Version 10.02.1 が公式サイトにて公開されました。当社でも日常的にJw_cadを使用しており、長年お世話になっているソフトウェアの作者の方々に改めて感謝いたします。
今回は最新版の変更点と、バージョンアップ時の注意点をまとめてご紹介します。
Version 10系の最大の特徴:64bit対応
Version 10系最大の変更点は64bitネイティブ対応です。従来の32bit版では、レイヤ数の多い意匠図や外部変形を多用する設備図で突然強制終了するケースが報告されていましたが、64bit版では利用メモリ上限が大幅に広がり、大規模図面での動作が安定しました。
Windows 11を前提とした環境整備も大きく進んでおり、当社でもVersion 10への移行を進めています。
Version 10.02.1(2026年1月21日)の変更点
- 日本語フォント以外を選択したとき、Direct2Dを外すと正しく表示されなかった現象を回避
- 文字を倍率複写(移動)する際、0.01以下0.001以上の文字間隔が変更されてしまうバグを修正
Version 10.02(2026年1月12日)の主な変更点
- プロポーショナルフォントの仮表示枠およびカーソル位置を実際の位置に合わせるよう改善
- 文字幅0.01以下0.001以上の範囲の文字表示を改善
- 文字を倍率複写(移動)する際の文字幅変更ロジックを改善
Version 10.01系(2025年)の主な改善点
2025年を通じて細かな修正が重ねられてきました。主な改善点は以下のとおりです。
- 外部変形の書き出しデータのエンコード(Shift-JIS/UTF-8)をバッチファイルのエンコードに自動的に合わせるよう改善(Ver.10.01.2)
- DXFハッチング図形の読み込みで強制終了するバグをフィックス(Ver.10.01.2)
- 図形登録のグループ化チェックボックスの動作を改善(Ver.10.01.3)
- SXFファイルの読込で全角文字が含まれると文字幅が拡がってしまうバグをフィックス(Ver.10.01.4)
- 環境設定ファイルの書き出しで正常なJWF内容が保存できない不具合を修正(Ver.10.01.4)
バージョンアップ時の注意点
⚠ Jw_cadは上書きインストール厳禁です!
必ず古いバージョンをアンインストールしてから新しいバージョンをインストールしてください。またインストール前に環境設定ファイル(jww.jwf)のバックアップを取ることを強くおすすめします。
- インストール先フォルダ:C:jww のようにルート直下の短いパスを推奨。Program Files配下では権限問題が起きやすい
- 8系との共存:Version 8系と共存させる場合は C:jww8 と C:jww10 のように別フォルダに分けてインストール可能
- 初回起動後の確認:文字化け・作図領域の表示・JWWファイルの関連付けの3点を必ず確認
最新版と旧版、どちらを使うべきか
基本的には最新版への移行をおすすめしますが、以下の場合は慎重に検討してください。
- 取引先から「Ver.8.25aで納品してほしい」と指定されている場合
- 使用中の外部変形が最新版に対応していない場合
- 現在問題なく動作しており、移行コストが高い場合
両バージョンを別フォルダで共存させ、案件に応じて使い分ける設計事務所も増えています。
Jw_cad公式サイト
Jw_cadは下記の公式サイトから無料でダウンロードできます。
https://www.jwcad.net/
最新版 Version 10.02.1(Jww10021.exe 約8.7MB)
当社では1999年の創業以来、Jw_cadを中心としたCAD図面作成・データ変換業務を行ってきました。最新版への対応やJWWファイルの変換についてご相談がございましたら、お問い合わせフォームよりお気軽にご連絡ください。





