木製建具図面作成

建具図面作成の概要
本セクションでは、建具図面の作成についての概要を説明します。
建具図面は、建築プロジェクトにおいて重要な役割を果たす設計図書の一部です。
これらの図面は、ドアや窓などの建具の詳細な仕様、寸法、材料、および取り付け方法を示します。
建具図面の作成プロセス
建具図面の作成プロセスには、以下のような要素が含まれます:
1.建具の種類の特定(例:ドア、窓、引き戸など)
2.寸法の決定(高さ、幅、厚さ)
3.使用する材料の選択(木材、金属、ガラスなど)
4.金具や付属品の指定(ハンドル、ヒンジ、ロック機構など)
5.仕上げの詳細(塗装、ステイン、表面処理など)
建具図面のCADソフトウェアで制作
これらの情報を正確に図面に反映させることで、製造業者や施工業者が建具を適切に製作し、
取り付けることができます。また、建築家や設計者にとっても、
建具図面は全体的な設計意図を伝達する重要なツールとなります。
建具図面の作成には、CADソフトウェアが広く使用されています。これにより、
精密な図面作成が可能になり、必要に応じて迅速な修正や更新も行えます。
過去の木製建具図面作図集
木製建具図面の作成は、建築プロジェクトにおいて重要な役割を果たします。正確で詳細な図面を作成するために、以下の資料が必要となります。
- ○工事内訳書(別途工事範囲の確認)
- ○使用金物内訳書
- ○モデルルームの資料
- ○過去の作図資料作図納期
作図価格は内容により大幅に変わりますのでお問い合わせ下さい。
施工図面、製作図面としての木製建具図面
設計図書で言うところの建具図面とは主旨も使用用途も違う物となります。設計図書にある建具図面は、
建具の概要を表す物が一般的で、寸法、種別、金物種別、等の基本的な部分を表しております。
一方、当社で作成している施工図面、製作図面としての木製建具図面は設計図の内容を遵守し、
製作、施工面での意図を加味し、確認承認用であり製作用の図面として使用する物となります。
木製建具図面の作成の際に心がけていること
そのような木製建具図面の作成の際に、当社では以下の項目に注意し作図を心がけております。
①木製建具配置図を作成して、全体像を判りやすくすると共に勝手や鍵の種類有無を表現する。
配置図は不用ですという依頼者様もいらっしゃいますが、当社では極力作図させて戴きますようお願い致しております。
当然施工する際の全体を把握するためでも有るのですが作図する際にも全体を把握するために重要な物となるためです。
②仕様金物を把握し、使用上問題ないか確認する。
戴きました資料内や指定の、建具金物が廃番であったり、組合わせ上取付不可能な場合があります。
現在はweb上で廃番の有無は確認出来るのですが、組合わせ上取付不可能な金物は、経験値と読解力が必要になるかと思います。
特に対応戸厚の確認や、扉本体荷重の確認、などは建具製作会社様や金物メーカー様にご指導、ご協力いただきまして、解決させて戴いております。
③仕上の面材サイズの確認。
オレフィンシート仕上の場合基本サイズ巾が、900mm(960mm)となります、
物によっては1,200mmという物も有りますが一般的には900mmとなります。
そこで扉巾が900mm以上となる場合は、仕上の面材にジョイントが発生しますので
そのジョイント部分の処理方法を確認する必要があります。
樹脂製の目地材を入れるか、着色塗装目地にする事が一般的ですが、
処理方法は多々有りますので都度確認を取って進めさせて戴いております。
④搬入経路の確認
扉巾1200mm以上、扉高2400mm以上の大型の木製建具の場合、
作ったはいいが搬入できない、と言うことが有りますので搬入経路の確認は最低限必要になります。
当然作図の際には、依頼者様に確認させて戴き分割の際は、どんなジョイント方法にするか確認の上進めさせて戴きます。
⑤取付の際のニゲ寸法の確認
木製建具だけでは無く、建具全般的に、動くことを目的としている物ですので必ず動かす為のクリア寸法(ニゲ寸法)が必要となります。
使用金物により推奨寸法を確認したり、建具の反り等による経年劣化を考慮したりと
大きくても小さくても不具合が発生するクリア寸法は常識的な範疇と非常識な数値が有りますので、
都度現場と確認しながら進めさせて戴いております。
以上、簡単では有りますが、建具図面の作図上の確認注意点です
木製建具図面作成の重要性と精度の高い図面がもたらす効果
木製建具図面作成とは、オーダー建具や造作建具を製作・施工するために必要な設計情報を、正確な図面として表現する工程です。図面には平面図・立面図・断面図・詳細図などがあり、寸法や材料、接合部、納まりの情報を明確に記載することが求められます。精度の高い木製建具図面を作成することで、設計者・製作業者・施工者の間で情報共有がスムーズになり、手戻りや施工トラブルを防ぐことができます。特に複雑な框組みや開閉部の納まりが必要な建具では、1mm単位の精度が仕上がりに直結するため、図面の完成度が製品品質を左右します。
木製建具図面作成の主なメリット
- 設計意図や建築意匠の意図を解釈し正確に反映できる
- 製作・施工現場での手戻りを最小限に抑えられる
- 工期やコストの最適化につながる
- 現場担当者間の情報共有が容易になる
有限会社セットアップでは、建築意匠を正確に理解した上で、現場で使いやすい図面を作成。住宅造作建具や店舗用建具、ホテル・モデルルーム向け建具など、幅広い案件に対応し、「製作しやすく、施工現場で迷わない図面」を提供することで高い評価をいただいています。
木製建具図面作成の費用の考え方と見積もりのポイント
木製建具図面作成の費用は、建具の種類や数量、仕様、作図範囲によって変動します。一般的な平面図・立面図のみの作成であれば数万円程度から対応可能ですが、詳細図や断面図、加工指示を含む製作図面、3Dモデル対応などを行う場合は10万円以上になることもあります。費用を算出する際には、設計図の有無、現地調査の必要性、修正回数、納期条件なども考慮する必要があります。
費用を考える際のポイント
- 作図範囲や必要な図面の種類(平面図・立面図・詳細図など)
- 建具の数量や形状の複雑さ
- 現地採寸や修正回数の有無
- 納期条件や短納期対応
- 3DモデルやCADデータ納品の有無
有限会社セットアップでは、案件ごとにヒアリングを行い、必要な図面の範囲と納期を明確化した上で、わかりやすい見積りを提示。過剰な図面や不要な作業を省き、コストを最適化しながら、確実に使える木製建具図面を作成しています。初回相談や概算見積りは無料で承っており、「木製建具図面作成 費用」を知りたい方も安心して相談できます。
木製建具図面作成の相場と価格を左右する要素について
木製建具図面作成の相場は、作業範囲や建具の難易度、数量によって幅があります。単品の室内扉や収納建具などの製作図であれば3〜5万円前後が目安ですが、建具一式や大型造作建具、ホテル・店舗向け複数建具などの作図では10〜30万円程度が一般的です。また、短納期対応や3Dパース付きの作図、現地採寸が必要な案件では追加費用が発生する場合もあります。
相場を左右する主な要素
- 作図範囲や図面の種類(平面図・立面図・詳細図など)
- 建具の数量や形状の複雑さ(框組み・開閉部・ガラスや金物仕様など)
- 現地採寸や施工現場での調整の有無
- 短納期や特別仕様の要望
- 3Dパース作成やCADデータ納品の有無
有限会社セットアップでは、相場感を踏まえつつ、業種・規模・納期に応じて柔軟に対応。必要十分な精度で確実に施工・製作に使える図面を作成し、コストパフォーマンスも重視しています。木製建具図面作成の相場を正しく理解することは、設計や発注時のトラブル防止、全体コスト削減にもつながります。
木製建具図面作成の業者の選び方と有限会社セットアップの強み
木製建具図面作成を依頼する際、どの業者に頼むかは非常に重要です。建具の図面は、単に描くだけではなく、施工・製作現場で確実に使用できることが重要です。信頼できる業者を選ぶポイントは以下の通りです。
業者選びのチェックポイント
- 過去の実績や施工事例の豊富さ
- 作図精度や納まりの正確さ
- 修正や追加依頼への柔軟な対応力
- JW_CAD・AutoCAD・その他CADなど、複数形式への対応
- 小規模案件から大型プロジェクトまでの対応可能性
有限会社セットアップは25年以上にわたり、建築設計事務所・施工会社・建具製作工場など多数のパートナー企業から継続的に依頼を受けています。建築意匠図から製作・施工図まで幅広く対応し、現場経験を踏まえた納まり・取合い・仕口を正確に表現。電子データ納品にも柔軟に対応可能で、全国対応が可能です。信頼できる「木製建具図面作成業者」をお探しの方は、まずはお気軽に相談できます。























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